「竹鼻まつり山車会館」」の寄贈
一般財団法人国際クラブは、このほど「竹鼻まつり山車会館」を建築し、岐阜県羽島市へ寄贈しました。
1 美濃竹鼻まつりの由来と変遷
竹鼻まつりは、岐阜県羽島市に住在する「八剣神社」(祭神は日本武尊。天正9年(1581年)竹ケ鼻城主不破源六により居城の守護神として遷紀されて以来437年の歴史を有する。)の例祭で、まつりを飾る山車13輌は岐阜県指定重要有形民俗文化財に指定されています。
江戸時代から明治の中期までは、実りの秋に行われていましたが、現在は国民の祝日に合わせて5月3日に行われ、古い竹鼻の街並みを曳行し豪華絢爛な一大絵巻を繰り広げ、多くの観光客で賑わいをみせています。
2 寄贈のいきさつ、目的
(1)いきさつ
国際クラブ名誉会長 青山 馥、同代表理事 青山るみ夫妻は、本年めでたく金婚式を迎え
られました。地域や社会へ感謝の気持ちの中で、何かご恩返しはないか?と思案された結果、
地元や観光協会、山車保存会の皆様から「竹鼻まつりの山車藏を造って頂けないか」との要望
を受け、この度「竹鼻まつり山車会館」を建築し羽島市へ寄贈することになりました。
(2)目的
・青山夫妻の金婚式のご恩返し
・竹鼻まつりの伝統文化の継承(山車2輌を公開展示)
・公園整備により、隣接する大仏寺(佐吉大仏)と一帯となった文化、観光の振興
・市民の憩いの場並びに防災拠点としての活用
3 山車会館の場所、物件概要
(1)場所
羽島市竹鼻町(羽島市役所西方徒歩3分)市中心部、青山スクエア内
*青山スクエアは、青山 馥、るみ夫妻が金融機関跡地を買い取り、井戸建設及び公園として
整備し、平成26年12月に羽島市へ寄附。現在市民の憩いの場、イベント行事の開催、又良質の
水が湧き出るため、多くの市民が飲料水として利用している。
(2)物件概要
・敷地面積778.11㎡(今回増設分289.63㎡)
・鉄骨造り平屋建て、建築面積147.26㎡、最高高さ9m
・屋根に太陽光パネルを設置。非常時コンセント利用による防災対応
・総工事額 7千万円
4 贈呈式の開催
令和2年5月12日午前10時、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、羽島市、国際クラブ及び工事施工事業者等ごく少数の関係者により簡素な贈呈式となりました。
一般財団法人国際クラブ代表理事青山英世より、建設・寄贈の趣旨、経緯、目的等について挨拶の後、同代表より羽島市長に対して「目録」の贈呈。
羽島市長より感謝状が授与された後、同市長より感謝の挨拶がありました。
その後、国際クラブ青山代表理事より建設施工事業者 雅建設 山本 孝代表取締役に感謝状が贈呈され、列席者全員での写真撮影と施設内覧がありました。 なお、当日は多くのマスコミ社の取材があり、大きく報道していただきました。